コラム

明日菜の謎とその実力

(2005/06/14)

メインヒロインである明日菜は、その生い立ちが不明であったり魔法無効化という特別な能力を有していたりと何かと謎の多い人物です。
がさつで乱暴だけど真っ直ぐという性格が禍してミステリアスな部分は目立ちませんが、結構神秘的なヒロインであることは間違いありません。

↑意外とミステリアスな明日菜さん

明日菜を語る上で外せないのは謎に包まれたその過去ですが、ナギ一行と旅をしていた様子が7巻収録54時間目冒頭で描かれました。この時の夢に登場していたのは、写真の時とそう変わらないように見えるタカミチ似のオジサマと、15歳の時よりは大人びているナギ、それに子供時代の明日菜の3人。一緒に写真に写っていたメンバーで言えば、詠春、魔法使い風の男、ごつい戦士風の褐色男、それにタカミチの姿が見えません。一緒に旅をしていたのは3人だったのか、それとも描かれていないところに居たのか…この点は不明です。

(追記1 * 100話にて、少なくとも褐色の男を除いたメンバーとは明日菜は面識があることがわかりました。明日菜自身は記憶をなくして覚えていませんが…。
時系列で言えば54時間目のほうが後のことだと思われ、一緒に砂漠を旅したメンバーはまだ確定していません)

明日菜の年齢は3歳くらいかと思われますのでおよそ12年前ということになります。時系列で言えばエヴァを学園に預けた3年後くらいのことになるでしょうか。さらにその2年後にネギが生まれ、ナギが行方不明になり、明日菜が記憶を失って学園に預けられたことを考えると、この3人(?)の旅の終わりに何か事件があったのではないかと考えられます。この後のストーリーの展開において重要なエピソードになってくるのではないでしょうか。
また、なぜ明日菜がナギたちと旅をしていたのかという疑問もあります。これは、ネカネと髪を降ろした明日菜が似ているという公式の設定もあるので、いろいろと想像できて面白い部分です。

(追記2 * この時点での明日菜の年齢ですが、いまいちはっきりしない部分です。断定的に3歳くらいと書いていますが、ピアノ・ファイアさまの『魔法先生ネギま!』前史年表によると、明日菜が麻帆良に転校してくるよりは以前の話となっているだけで、相当絞り込めていないことが分かります。絞り込むための資料がまだ出ていない状態なので仕方ないことなのですが…
つまり、砂漠での生活がナギの公式の死亡記録よりも後のことだった可能性も無きにしも非ず、ということに。ここのところどうなんでしょう?うーん)

(追記3 * ナギたちと明日菜が旅をしている理由はまだ分かりませんが、ガトウ(タカミチ似のオジサマ)と明日菜の意外な関係が浮上してきました。ガトウの(本人若しくは関係者の)フルネームだと思しき名前が「ガトウ・カグラ・ヴァンデンバーグ」だと判明し、カグラというミドルネームの存在が明らかになったのです。ご存知、明日菜の苗字は「神楽坂」です。なにかありそうな匂いがぷんぷんします。
また、100話においてのクウネル・サンダース(仮)のセリフ「ガトウ・カグラ・ヴァンデンバーグがあなたをタカミチ君に託したのは正解だったようですね」からも、ガトウが明日菜の関係者であるという説は濃厚であると言えるでしょう。タカミチ似ということでタカミチの父親かと目されたガトウですが、意外な展開を見せてくれるかもしれません。
ちなみに、ガトウは明日菜を「嬢ちゃん」と呼び、自分のことは「おじさん」と言っています。これがただの「おじさん」か、本当に「叔父さん(伯父さん)」なのかは判断が出来かねるところです)

さて、明日菜の身体的な特徴で言えば、左右の目の色が違うオッドアイがまず挙げられましょうか。左目がブルー、右目がエメラルドグリーンになっています。オッドアイは他に「ヘテロクロミア」や「金銀妖瞳」、「金目銀目」などの呼び方があるようです。現実では差別的な見方もあるようですが、日本の創作作品においてはキャラクターの神秘性を高めるなどの効果を狙ってかしばしばキャラクター設定に採用されています。近いところではFFXのヒロイン、ユウナあたりが有名でしょうか。
生まれつき遺伝子の影響で色素に異常があったり、後天的に事故などでの外傷による影響で変性をきたすことなどが原因らしく、猫や犬(特に白い猫やハスキー犬?)に多く、人間では珍しい症状ではないかと思われます。また、人間でも色素の濃いモンゴリアンではあまり目立たないのか例を見ません。白人では結構あるようなので、もしかしたら明日菜の出身のヒントになるかもしれませんね。

(追記4 * 明日菜がガトウの関係者だとすると、ガトウの名前からドイツやオランダあたりの出身ではないかと推測されます)

また、その馬鹿力も明日菜の特徴といえば特徴です。ラブひなの成瀬川よろしく、ツッコミ役がメガトン級のパワーの持ち主であるのは赤松マンガの伝統ですが、単純にそれだけではくくれない描写も見られます。コミックス7巻収録61時間目において、サメ(くーふぇと夏美)に襲われそうになっているネギを助けようと、アーティファクトを呼び出すシーンです。「ザワッ」っという効果音と共に明日菜が目を見開くカットが挿入されています。その後、大剣の姿をしたハマノツルギが登場し、海を割るほどのパワーを見せ付けます。その圧倒的なパワーに驚かされると同時に、明日菜のオッドアイに何か秘密があるんじゃないかということを印象付けられる場面でもあります。
またここでは、夏美はともかくクーフェイまで吹き飛ばしてしまっている点にも注目しておきたいところです。前年度「ウルティマホラ」チャンピオンが形無しです。…いともあっさりダウンしてしまっています。
刹那の評では「その辺のかじった程度の人には負けない」程度でしたが、明日菜にはまだ未知なる力が眠っている可能性がありそうです。

(追記5 * 100話にて気と魔法を合成する幼き日の明日菜が描かれました。気が使える、魔法が使えるに止まらず、合成までいとも容易くマスターしてしまう明日菜の真の実力は、やはり計り知れないようです)

そういえば、エヴァと対等に戦える(殴り合える)のは明日菜くらいなもんですよね…トーナメントで刹那に勝てば次はエヴァと当たる訳で…これも楽しみです。

エヴァと対等に戦える理由のひとつになっているのが、真祖の魔法障壁さえ無視してしまう魔法無効化能力です。1巻収録1時間目からその伏線は張られていて(ネギが明日菜の記憶を消そうとしたがパンツが消えてしまった)、修学旅行ではフェイトがその力に目を見張り、その後ヘルマンによってある種の実験が行われました。
「放出型の呪文に対しては完全だ」というヘルマンのセリフから、放出型に属する魔法に関しては完全に無効化するであろうことが読み取れます。またこの時に使われたペンダントがどういった性質のものかは分かりませんが、明日菜自身だけでなく、他の人間も使い方次第で利用できるであろうことも分かりました。ヘルマン曰く「極めて希少(レア)かつ極めて危険な能力」を持つ明日菜は、ネギと共に今後狙われる存在になっていくのかもしれません。
メインヒロインとしてさらなる活躍が期待されます。
アニメでは大変な扱いを受けてしまったらしい(録画失敗で未見…)明日菜ですが、原作では元気に頑張ってもらいたいところですw

ところで、朝倉が「たぷんっ」と胸を揺らしながらもぎ取ったあのペンダントはその後どうしたんでしょう?凄く危険なアイテムだと思うんだけど…

今回は短いですがこの辺で…

次回は「超鈴音とカシオペア」についてを予定しています。

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