コラム

超鈴音とカシオペアの嘘ホント

(2005/07/05)

出番も少なく、あったとしても肉まん売ってばっかだった完璧超人、超鈴音さん。
中国人キャラで古と被ってて、おいしい所は全部あっちに持っていかれてた超鈴音さん。

それが今やネギまのキーパーソンです。
今回は彼女と、彼女の秘密兵器であるタイムマシン「カシオペア」について見ていきたいと思います。

・超は何者?

まず超についてですが、彼女の正体に関しては彼女の発言の何が本当で何が嘘かを見極めることが重要であるように思います。衝撃的だった10巻収録82時間目での刹那との会話からピックアップしてみましょう。

>「ある時はナゾの中国人発明家」
と言ってますが、まずは本当に中国人なのかどうか。11巻収録予定の93時間目で、タカミチの「本当にチャイニーズなのか」というセリフがあったことからも分かるように、これは疑問のひとつです。

>「クラスの便利屋」「恐怖のマッドサイエンティスト」
これはまあその通り。

>「またある時は学園No.1天才少女」「そしてまたある時は人気屋台「超包子」オーナー」
自分で天才言っちゃう超さん。さすが完璧超人。自分の屋台もそりゃあ人気屋台ですよ。まあその通りなんですが。

>「その正体は何と火星から来た火星人ネ!!」
で、これです。多くのネギま読者を疑心暗鬼にさせた火星人発言。このセリフが真実だとしたら、超はこの時代の人間ではないという可能性が高くなってくる訳です。“タイムマシン「カシオペア」を使ってやって来た未来人”というのが現在の通説ですね。
人類が火星に移住するくらいの時代の未来からやって来た人ということなんですが…。この点については思うところがあるので、また後述。

>「ネギ坊主は血のつながった私の大切な人ネ 私がヒドイコトするハズないヨ」
そして続けざまに我々を混乱の渦に巻き込んだこのセリフ。超さん、ネギと血縁関係だそうです。本当でしょうか?しかしわざわざこんな嘘をつく必要性も思いつきませんし、たとえどんな形であれ、真実ということなのでしょうか。
この点に関しての整合性が取りやすいということも、未来人説の後押しになっています。遠い先祖とかそんな感じで。

また、麻帆良にやってくる以前の足取りが、魔法使いの力を持ってしてもまったく追えないということも判断材料として挙げられます。

・カシオペアって?

カシオペアは星座のひとつ、Wの形をした5つの星からなっています。
古代エチオピアの王ケフェウス、その王妃であるカシオペアは、娘であるアンドロメダのあまりの美しさから調子に乗ってしまい、海神ポセイドンの怒りをかってしまいます。怒りを鎮める生贄として泣く泣くアンドロメダを差し出すカシオペアでしたが、丁度よく現れたペルセウスに娘を助けてもらったはいいものの、怒りをかった報いとして椅子に腰掛け手を上に上げた姿で北極星の周りを回らされることになるのでした。ちゃんちゃん。
さて、そんな星座物語はどうでもよく(笑) 懐中時計型航時機「カシオペア」です。懐中時計というコンパクトなサイズに詰まった超科学。いわばオーパーツ。明らかなオーバーテクノロジー。
名前の由来は、ミヒャエル・エンデ作の児童書の名作「モモ」に登場する亀「カシオペイア」からだそうです。甲羅に文字を出して会話するちょっとお茶目なカメさんですw

「ネギま!」内でのカシオペアに関する情報としては…
・使用者と、使用者に密着した同行者を時間跳躍させる
・駆動エネルギーは使用者の魔力
・時間を移動するだけで場所は変わらない
・魔法使い一人につき24時間程度の移動が限度
・魔法使いが大勢いれば移動できる日数も増えるのかは不明
・時間を移動すればするほど、使用者は多くの魔力を消費する
・移動に失敗すれば、永遠に時空の海をさまようことになる(?)
・初起動は2年半くらい前、今回が2度目の使用
・行き先の時間は自分で設定できる
・説明書が存在する(w

と、こんなもんでしょうか。この中から超の正体に関することと絡めて、気になる点を挙げていきます。

(っと、その前にアニメ版のカシオペアって、この設定完全に無視ですよね…。シンクロ率wの低下とネギの強行による暴走という理由があるにせよ、そこにいたってだけでクラスメイト全員跳んで、それも9年も遡ったあげくinドイツですからね(笑))

(あと、タイムパラドックス関連ついては今回は省いて考えます。まだ繰り返していないのに、周りでは起こったことになっている事実(初日打ち上げでのいいんちょや千雨の対応とか)。ここで過去に戻ることをしなかった場合、その事実はどうなるのか?など。考えるとややこしくなってくるので…)

気を取り直して、まず「初起動は2年半くらい前」という点。2年半前という数字が超が麻帆良にやって来た時期と重なる上に、それ以前の足取りが不明であるという事実も手伝って、未来人説を後押しする形になっています。
しかし忘れてはいけない「駆動エネルギーは使用者の魔力」という点。超は魔法使いではないようで、「私一人では動かせなかた」と言っています。
さらに「魔法使い一人につき24時間程度の移動が限度」であるという点。火星に移住できるくらいの未来から来るにはあまりにも移動日数が足りません。というかこれで年単位の移動なんてできるんだろうか…?
しかし、「魔法使いが大勢いれば移動できる日数も増えるのかは不明」ということで、この点についてはわざわざ言及されていることから考えて、何かあるのかもしれません。

・超さんって一体…?

ここからは想像になりますが、超はナギの関係者だという説が考えられないでしょうか?
ネギの血縁であるということ。
武道会においてナギの名前を出したこと。
ナギメンバーのクウネル(仮)が武道会に参加していること。

そしてなにより、カシオペアの使用には魔法使いが必要であること。
遠い遠い未来からやって来ようものなら、相当な数の魔法使いを集めるか、若しくは24時間の限度なんか無視してしまうような馬鹿でかい魔力の持ち主が仲間である必要がある訳です。そんな魔法使いは「ネギま!」世界においては今のところ「あの人」しか登場していません。ネギの父親であるサウザンドマスター、ナギ・スプリングフィールドその人です。
彼と、彼らの仲間たちが魔力を供給すれば、あるいは永き時を超えることができるのではないか。そんな風に思うわけです。

ナギメンバーがなぜ、どのように未来に行ったのか?超とナギの関係は?など疑問は残るんですが…。

・超さんの今後

では最後に、超の野望と今後のことについて考えてみましょう。
99話のラストで、タカミチに「私には時間がないネ」「明日 学校祭が終わるまでの少しの間 おとなしくしていてもらうヨ」というセリフを言っています。「時間がない」「学校祭が終わるまで」ということで、学校祭の間に何かしようと企んでいる様子です。ちびせつなが見た、下水道の奥の「巨大な格納庫のような空間と、機械でいっぱいの部屋」を使った、とても大掛かりな企みであると思われます。
さすがにこの情報だけでは何がどうなるか分かりませんが、タカミチを捕らえた理由が、ただ秘密を知られて邪魔をされるのを嫌っただけなのか、それともタカミチから明日菜に情報が渡ることを防ごうとする意味も持っているのかで、色々と考えられそうです。(深読みしすぎ?^^;
また、学祭期間中の特別なことと言えば「世界樹」が考えられます。84時間目のラストで、朝倉を引き込む見返りとして世界樹の情報を取引している様子だったことからも、なにか関係があるような感じがします。世界樹と言えば、以前のコラムも参照して頂きたいのですが、膨大な魔力が溢れかえる当たり年がきているということで、これを利用しようと考えている線は十分ありそうです。
ただ告白に関する願いに限るという制限があったりするので、そのあたりどうなるか?といったところでしょうか。あと、こうやって見ていると「本当は来年のはずが異常気象で一年早まった」という設定も何か含みがありそうで怖いですね^^;

一応仮説を書いておくと……。機械の部屋にあるのは「カシオペア」よりも高性能なタイムマシンで、超は格納庫に何かを呼び寄せようとしている。また、そのために必要な魔力を世界樹から取ろうとしている。なんてのを考えております。
当たるも八卦、当たらぬも八卦です^^; 多分違うだろうけど(笑)

そんなわけで、ぎゅんぎゅんに暗躍しまくってる超さんに今後も期待ということで、今回のコラムは締めたいと思います。

・おまけ その1

6/17の日記にアニメの予想として
> 光る風を追い越したら 君にきっと会えるね 新しい輝き ハッピーレディーゴー!
> カラフルハッピーマテリアルゴー! 君にきっと会えるね 小さな勇気を咲かせよう

>ネギは明日菜(キミ)に会えるのか。原作においてのキーワード「小さな(わずかな)勇気」が鍵になる?

と書きました。
確かに「助けて」と一言を言う「わずかな勇気」が鍵になっておりましたが、それよりも大事なことに気がついたのです!

>光る風を追い越したら、君にきっと会えるね
この部分。ネギは確かに会ったわけです。光る風(時空の嵐)を追い越したところで幼い明日菜に!!ww
つまり、このアニネギの最後の超展開は、ハピマテによって最初から決められていたことだったんだよ!!
な、なんだってー!?(AA略

お後が宜しいようで…

・おまけ その2

99時間目で登場した超の武器「キュイイ」と鳴る手。

実は歯医者さんの治療器具だった!ってオチだったり…
しないですよね。ごめんなさい。

次回は少し趣向を変えて、「未読者、挫折者へ送る『ネギま!のススメ』」をテーマにお送りしようと考えております。

↑拍手頂けると喜びます(笑) 感想などもお待ちしております。

コラム - バックナンバー

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送